春と秋の年2回、毎年クリスターソン先生とイサクソン先生に、スウェーデンの近況やインプラント治療事情・最新テクニック・材料などの講義をして頂いています。
今回、クリスターソン先生には、歯を抜いてすぐにインプラント手術を行った場合の骨や歯ぐきの変化についての講義でした。歯を抜くと同時にインプラントを埋める方法(抜歯即時埋入)は、数年前までは傷が治るまで少しの時間をおき、インプラントの手術をしていました。しかし、歯を抜いてあまり待つことは、骨の吸収を起こしてしまい、インプラントを埋めるための術部に制限が出てきてしまいます。そこで、近年歯を抜いてすぐにインプラント手術をした方が、骨がやせないことが解ってきました。もちろん、抜く歯や骨に感染がないことが条件です。その時のインプラントを埋める深さや、骨の質、骨の量、歯ぐきの厚い人、歯ぐきの薄い人、清掃状態などいろいろな要素の組み合わせにより、長期の審美的な予後が左右されることなどについて勉強させて頂きました。
イサクソン先生には、顎の極端にやせてしまった方へ、インプラントをするにあたり必要な骨を増やす方法について講義をして頂きました。歯を抜いて、そのまま放置してしまったり、長い間入れ歯を使っていたりしている方などは、顎の骨がやせてきてしまいます。そして、入れ歯の安定も悪くなってしまいます。このように骨が薄くなってしまった場合、インプラントを希望されてもこのまの状態では、すぐには、できないことが多くあります。インプラントを行うためには、まず顎の骨を増やすことから始めなければなりません。骨を増やすための使用する材料ですが、何百種類あるなかでサンゴから作られた球状のものを使用した症例を見せて頂きました。球状の材料が、骨の再生される空間を維持することで、新しく骨が再生されてきます。そして、インプラントを埋め込む時の安定性にも考慮されているそうです。また、その球状にも直接インプラントを埋入することができるという優れもののようです。毎回、講義で紹介される新しい材料は、残念ながら日本ではまだ手に入いらない物もあります。

今回の日本滞在中に富士山に登る(五合目?)ということで、講義終了後、やや薄手の防寒着を購入するために、スポーツ用品店にお付き合いする事になりました。
富士山、気を付けて行ってきてください。













