「歯ぎしり」

周りの人が目覚めるほど、夜中に突然大きな音がする歯ぎしり。「ギシギシ」「キリキリ」本人は気がつかないまま、寝ている間に強い力で歯を噛みしめたり、すり合わせたり、歯ぎしりは病気ではないのですが、軽く見てほっておくと、歯がすり減り歯周病を悪化させることもあります。一晩で合計30~40分ぐらい歯ぎしりをしている人もいますが、ほとんどの人は自覚症状がありません。同室で寝る家族や旅行先で一緒になった友人から指摘され、気が付くことが多いようです。起きた時に、顎がこわばった感じやだるさがあっても原因が歯ぎしりと分からないケースも少なくないようです。歯ぎしりは、子供で約20~30%みられます。また、成人で約5~10%と報告されています。性別で言いますと、男性の方がやや多く見られます。原因はまだ明らかになっていませんが、咬む時に使う顎に筋肉の緊張や強いストレスなどとの関連性がこれまで指摘されてきました。最近の研究で睡眠との関係が明らかになってきたようです。大阪大学の加藤先生の報告では、寝ている間正常でも断続的に数十秒間、歯ぎしりを行っていると言われています。睡眠の質が落ちた時に、脳のバランスが崩れ歯ぎしりがひどくなる場合がありますが、睡眠の長短には、関係ないようです。

「歯がグラグラする」=「歯周病」と考えがちでした。

歯ぎしりにより、歯を支える組織が損傷をして「グラグラ」が起っている可能性もあります。仕事中に無意識に強く噛みしめていることもあります。自己診断、歯がすり減っていないか?あごの筋肉が盛り上がっていないか?

一般的な治療は、睡眠中にスプリントという透明な樹脂などでできた専用器具を歯にかぶせ、1か所に力がかからないようにします。しかし、その装置を使用したから治るものでもありません。逆に悪化することもあります。また、咬合調整(かみ合わせを調整するために歯を削る)や歯科矯正を行うこともあります。何よりも、不規則な生活を避け、質の良い睡眠を取ることで歯ぎしりを避けられるかもしれません。

「治療よりも予防」歯ぎしりにも言えます。

まとめてみますと、

原因:睡眠の質の低下、ストレス、口筋の緊張などや喫煙、飲酒が歯ぎしりの頻度を高める。

影響:歯がこすれてすり減る、義歯が割れる、顎関節症や歯周病が悪化する。歯のすり減りの有無、歯ぎしりへの自覚、起床時の顎のだるさ、痛みなどを調べます。

治療法:就寝時にスプリントをつける。日常生活を規則正しく、なるべくストレスを溜めないなどがあげられます。 

「インプラント研修会」DSC03548DSC03547

スウェーデンからKristerson先生をお招きしインプラント講習会を11月12日(木)に行いました。毎年、桜の花の咲き誇るピンク一色に染まるまさに春爛漫の時期と秋の色付きを見せる紅葉の時期と、日本を代表する美しい季節に来日されます。光陰矢の如し、本当に月日の経つのは速いもので、草間で研修をして頂くようになり、あっという間に11年が過ぎてしまいました。今回は、講義とディスカッションを中心とした最新のテクニックとスウェーデンで行われているポピュラーな骨材料についてでした。愛知県内の先生3名と三重県の先生1名の参加を加え10名程の、いつもそうですが、講義中でも、またどんな質問にも応じてくださいます。来春もどのようなトピックスが伺えるか楽しみです。

今年も、残り少なくなりました。突然の寒波で、体調を壊されないよう、お気を付けください。 そして、「新」しい良い年をお迎えください。